かざらない睡蓮

白い睡蓮だった
みていると
眠くなった

山の風景の向こうには
平野
歴史が重層する天王山のそば

モダンな建築と
コンクリートの宝箱
コンセプトの違いに首をひねる

小手先の作業にまんべんない熱意をみせた
現在作家の作品

ひたむきで素朴な昔の作品
おおらかな南アフリカの鳥画像
土をひねって楽しむ
ぐい飲み
ちゃいろい蝶の絵付け
蘭のコレクションの絵
首の長い李朝白磁
それに
モネの
睡蓮の絵を
みた

だんだん
酔狂な気分になる
画家が名をなせば
酔狂が許され
実験が繰り返され
美術表現のフロンティアが広がる

印象を見つめるのは
主観を見つめることで
自然そのままではなく
自然に対する自分の見方を表現することになる
こっちが
眼鏡をはずすことで
なんでか
その印象に近づけるところがおもしろい
これは夕まぐれまたは雨の日の睡蓮池だろう
こんな感じ知ってる気がする

ここは昔と今がせめぎあって
結局昔が勝っているところ

大山崎山荘美術館

作家やコレクターの酔狂を
物質文明が邪魔したり
散らしたりしていない時代の
集中力を感じさせられた

画像

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